KENのけんけん

忘却と戦うためのブログ。若年性アルツハイマー気味の自分が、10年後の2026年に「国家戦略の本」を執筆する際の備忘録として

2017-01-01から1年間の記事一覧

(キャリア論)100億円のお金があっても「それでもまだ続けたい仕事」こそ転職

・ギリシャの釣り人の話は「資本主義に翻弄され、本来なら今すぐできることを、あえて遠回りしてしまっている人」を描き出している。 ・同様にウォーレンバフェットはHBSの学生に対して「君たちはセックスを年取ってから楽しみにしようと取っておくようなこ…

(貨幣)シルビオゲゼル:道州制の導入に加え、日本円7割、AgingMoney3割で地域経済が活発化する

・全ての人が経済的に豊かであるということは「誰もが、欲しいものがなんでも手に入る状態」。貨幣はこの際に生じる「交換コスト」を下げる効果がある。 ・だが一方で「お金」は腐らないため、お金を持っている人と、持たない人の交渉力の差を生み出し、利子…

(付加価値)一流のビジネスマンは、エレベーターのような存在になれ。

・エレベーターがないマンションでは「低い階ほど高くなる」が、エレベーターがあるマンションは「高層階ほど高くなる」。エレベーターがあることでビルの不動産価値は跳ね上がる可能性がある。 ・とすれば、営業マンが売るのは「エレベーター」そのものでは…

(WEB論)コンテンツマーケティングの本質は、高単価高品質の商品を売るための「WEBでの口コミ」を引き起こすこと

・SEOやWEB広告では、高価格だが高品質な商品を求めるユーザーに対してアプローチできない。リアルでの「口コミ」をリプレイスできる「WEBでの口コミ」を狙える手法がない。 - 高品質高単価商品:リアルでの口コミ→ WEBでの口コミ - 中品質中単価商品:マ…

(貨幣)地方通貨を作る方法は、「給料の一部で支払い」→「日常必需品が仕入れられる状態を作り」→

・給料の一部を地方通貨で発行し、日常生活の必需品を仕入れた従業員専門の店を設けた。 -1931年ゲゼル理論の支持者のへベッカーは、自分の小鉱山を担保に4万ライヒスマルクを仕入れ、これを担保に自由貨幣の発行を行った。鉱山の石炭を担保にし、ヴェーら…

(貨幣)シルビオゲゼル:紙幣論の立場から、資本家の搾取を解決するためには、重農主義と母親年金が必要

・資本主義における「搾取」が発生するのは、「貨幣の価値」が時間経過で目減りしないのに対して、「商品/サービスの価値」は時間経過で目減りすることから生じる -例えば100万円のお金と、100万円分の弁当があったとする。お金は価値が目減りしないため、…

(戦略)動物が生き残る為に選択した4つの戦略は、人間が生き残るための戦略と同じ

・動物は自然淘汰に勝ち抜いてきたパターンが4つある。(1)強者の戦略、(2)ニッチ戦略、(3)自分より強いものに寄生する戦略、(4)個を犠牲し集団で生き残る戦略 -強者の戦略:ライオン、キリンなど、物理的に大きく強い -ニッチ戦略:コアラ、…

(社会)究極的にメディアは「壮大な暇つぶし」であり、人々が求める最強のコンテンツは「祭りと癒し」

・人は余暇の時間を殺す(killing time)ために、様々なツールやサービスを使う。すなわち、余暇の時間を作るためにツールやサービスを使うのではなく、その逆。 ・このニーズに答えるのが、「コンテンツ」の役割であるが、人々が昔から求めて変わりのない最強…

(経営)ヒューム「道徳のルールは理性による結論ではない」、ハイエク「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」

・物事を判断するには「ルールに基づいて裁く」か「善悪に基づいて裁く」の2種類しかないが、ルールは憲法/法律によって判断される。だが、善悪は明文化することに実質的な意味はなく(=理性による結論ではなく)、「慣習」によってのみ判断される。 ・全…

(経済)ハイエク:需給バランスが見えざる手で調整されるのは、生産と販売の所有者が同一であるときに限る

・社会主義国家が、商品の需給バランスが壊れてもバランスをとることができないのは「生産」と「販売」の担い手が違うため。 ・見えざる手で商品の需給バランスが調整されるのは、生産と販売の所有者が同一であるときだけ。その時、供給者は価格を通じて、需…

(経済)ドイツのハイパーインフレは「国債の連続的な発行による急激な通貨安」「主軸事業のストライキ」「税金のガバナンス不足」

・ドイツのハイパーインフレのトリガーとなったのは「WW1敗戦で背負った多額の債務」を国債で補填するべく行った大量・連続的な貨幣発行と、極度の通貨安。 -ドイツの第一世界大戦後のハイパーインフレは「WW1敗戦による多額の債務」を、政府が多額の国債…