KENのけんけん

忘却と戦うためのブログ。若年性アルツハイマー気味の自分が、10年後の2026年に「国家戦略の本」を執筆する際の備忘録として

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

(経済)組織には「集合的信頼性」が存在する。1991年ロシアのエリツィン大統領は社会主義から資本主義に急激に変化を遂げようとしたが、資本主義には「信頼」が必須

・資本主義が成り立つためには、個人事業主間での「信頼」が必須だが、1991年ロシアのエリツィン大統領が資本主義への転換を狙った際には、ロシア国内に信頼はなかった。 -資本主義が成り立つためには、個人事業主間で「業務を発注し、それを商品を受け取り…

(マーケティング)マーケ施策は、PADのプリファレンスの拡大を目指すためにある

・マーケティング施策は「Preference(志向性)」 ー消費者はそれぞれの消費セグメント毎にバスケットを持っている。バスケットの中には、A(50%)、B(30%)、C(20%)と選択する可能性が存在している。マーケティングが行うべき最大の施策は、この「選ばれる…

(経済)ギリシャ経済危機は、「労働生産性と労働人口割合の低さ」と「脱税の横行」「公務員の過剰供給」によって引き起こされた

・2009年ギリシャは粉飾決算によってGDPの13.6%の国債があることが判明し、ユーロ危機の引き金となった。(当初の報告では4%程度) ・ここまで負債が増えたのは「労働生産性と労働人口の低さ」と「脱税の横行」「公務員の過剰供給」による。 -カトリックで…

(経済)サブプライムローンは、商品を複雑化し、他人にリスクを渡し、最も知識のない人間まで裾野を拡大していった。

・サブプライムローンは「商品を複雑化し、リスクを見えにくくし、他人に押し付ける」という行為の繰り返しによって規模を拡大していった ー複雑化するための方法は(1)債権の証券化、(2)高額証券の小口化、(3)福袋化、(4)第三者機関への賄賂によ…

(組織論)「成果」=時間×(成果/時間)であり、取れる選択肢は3つしかない。

・労働集約型の仕事において、「成果」=時間×(成果/時間)であり、取れる選択肢は3つしかない。即ち(1)沢山働く、(2)他人の時間を借りる、(3)技術を獲得し生産性を上げる。 ・年を重ねるにつれて体力は落ち「沢山働くこと」は出来なくなってく…

(経済)組織のパワーは「普通の社員」の勤労意欲で決定的な差がつくことは歴史が証明している

・普通の従業員の「勤労意欲」が組織の力を決定づけることは歴史が証明している -第二次世界大戦後、東西に分割されたドイツは、資本主義を採択し「労働者の禁欲意欲が高い」西ドイツと、社会主義によって「働く意欲が低い」東ドイツの間で大きな差が出た。…

(経済)なぜ日本は奇跡の復活を遂げることができたのか

第二次世界大戦後、焼け野原だった日本が復興できたのは(1)産業、(2)金融政策、(3)報道と教育、(4)社会インフラの全てが偶然にも整われたから。 1、産業では、限られた資本を「交通インフラ/それの根底となる鉄鋼業への投資」に重点を置いたことに加え、「…

(組織論)人を見極めるには「本質的で、価値ある意見を素直に認めることができるか」で見るといい

・採用活動にとって大事なのは「採ってはいけない人を採らないこと」 -組織は必ずしも全員が「自社を大きく成長させられる人」である必要はない。チームには必ず「サポート業務」や「定型業務」を安定的にこなすタイプが必要(Sタイプ) -だが一方で「過去…

(経済)経営のアナロジーを使い「政治」や「世界」を見れるのと同様、政治のアナロジーを使って「経営」を見たい

人は大きなものを理解するためには、自分なりの「虫眼鏡」が必要。 ミクロなことは人は、「言葉」や「概念」を使わずに、直感的に理解できる。例えば、好きな人がいたとしよう。そこに理屈は要らない。生物として「好きだ」ということを直感的に理解できる。…

(経済)かつての日本のインフレ対策に有効だった、「預金封鎖」と「新円切り替え」という荒療治

第二次世界大戦で負けた日本がインフレに苦しむ中、取った施策が「預金封鎖」と「新円切り替え」の2つ。 1946年頃、日本政府は国債を強制的に銀行に買わせ、戦争の賠償金・国家の再生にお金をつぎ込んでいた。一方で、日本国内は物資が不足していた為、超イ…