KENのけんけん

忘却と戦うためのブログ。若年性アルツハイマー気味の自分が、10年後の2026年に「国家戦略の本」を執筆する際の備忘録として

(貨幣)シルビオゲゼル:紙幣論の立場から、資本家の搾取を解決するためには、重農主義と母親年金が必要

・資本主義における「搾取」が発生するのは、「貨幣の価値」が時間経過で目減りしないのに対して、「商品/サービスの価値」は時間経過で目減りすることから生じる

 -例えば100万円のお金と、100万円分の弁当があったとする。お金は価値が目減りしないため、保有し続けるという選択肢があるが、弁当は腐る。腐る前に弁当屋は100万円より安い価格で売る必要がでる。結果、お金を持つ側は交渉上の優位性を持つことができる。むしろお金をもっている側は利子をつけて貸すこともできるため、貨幣の総量は増えていく。富める者はより富めるようになる。

・このバランスを整えさせるためには「自然発生的に価値の総量を増やすことができる資産」である、農業を国が保有し、利益分を徴収し、再投資する仕組み(重農主義)が必要。

 ー「世の中に出回っている、商品やサービス自体の価値の総量」も増やす必要がある。それを実現可能にするのは「農業」など100を101にすることができる資産が存在しているから。

・また100万円のお金を持つ人=100万円分の弁当が「必要な人」の総量が適切に増えれば「お金をただ持つ人」の優位性は上がらない(=弁当は完売できる)ため、そのすべての源となる「母親」に対して、税金を配分すべきだと唱えた(母親年金)。