KENのけんけん

忘却と戦うためのブログ。若年性アルツハイマー気味の自分が、10年後の2026年に「国家戦略の本」を執筆する際の備忘録として

(リーダー論)リーダーなら、君の組織は「文化を自己再生できる組織であるか?」を問え。

「どんな企業が強いか?」。

そう聞かれたら今の自分なら間違いなくこう答える。文化を自己再生できる組織だ、と。

福井県にある高速増殖炉原子力発言もんじゅは、消費した量以上のエネルギーを生み出すことができる最強の発電所(の目論見だった)。俺は企業や組織も一緒だと思う。企業や組織にとっての軸足となる「強み」は必要だが、普通、その強みは有限で消費され、価値が目減りしていく。だが、文化は違う。誰かの言葉や行動から、他者を刺激し、新たな文化を生み出す。例えるなら「組織内において、自己発生されて、細胞分裂のように増殖されていくもの」ものだ。

ジャン・ボードリヤールはその著「消費社会の神話と構造」において、現代は、モノそれ自体の消費から「シンボルへの消費に移った」と語った。だが、それはいつの時代もそうだ。組織の中の文化を象徴するシンボルは、他者を刺激し、新たな消費を生み出す。

したがって、今、国家戦略の本を書き、日本の為に働いている君に問いたい。

「君の組織は、文化を自己再生できる組織であるか?」。それが強い組織の第一歩ではなかったか。