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KENのけんけん

忘却と戦うためのブログ。若年性アルツハイマー気味の自分が、10年後の2026年に「国家戦略の本」を執筆する際の備忘録として

(社会)究極的にメディアは「壮大な暇つぶし」であり、人々が求める最強のコンテンツは「祭りと癒し」

・人は余暇の時間を殺す(killing time)ために、様々なツールやサービスを使う。すなわち、余暇の時間を作るためにツールやサービスを使うのではなく、その逆。

・このニーズに答えるのが、「コンテンツ」の役割であるが、人々が昔から求めて変わりのない最強のコンテンツは「祭りと癒し」。どんな時代でも祭りと癒しが存在する。

 ∟祭り:ワールドカップ、オリンピック、紅白、地元のお祭り、芸能人の不倫騒動による炎上、電通過労死問題 etc
 ∟癒し:温泉、動物、漫才、漫画、アニメ etc

・芸能人の不倫騒動や、企業の不祥事にせよ、深刻そうな顔を見せても人々にとってそれはただの「対岸の火」であり、祭りの中心で「はしゃぎ倒す人」とそれを観測する「群衆」、そして祭りを企画した「オーガナイザー」という構造は変わりがない。

・たが人はそれだけでは疲れてしまうので漫才や漫画、アニメも求める。彼らはそこに「つかの間の癒し」を求めている。

 

(経営)ヒューム「道徳のルールは理性による結論ではない」、ハイエク「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」

・物事を判断するには「ルールに基づいて裁く」か「善悪に基づいて裁く」の2種類しかないが、ルールは憲法/法律によって判断される。だが、善悪は明文化することに実質的な意味はなく(=理性による結論ではなく)、「慣習」によってのみ判断される。

・全ての事象においてルールに基づいて裁くことは不可能であり、強い組織であるためには「善悪に基づいて裁く」ことがどうしても必要。全く何もない状態から組織を作るにはこの「何をもって善悪とするか」を明確に示すことが大事。

 ー鹿島アントラーズ:常勝軍団。組織が勝つためにすべきことが善・

 -シンガポール:リーククアンユーが町を綺麗にした。

 ー日本:信号で無視して進むものがいれば、それは悪。

 -リクルートやP&Gなど。

・そしてルールではなく、「善悪を持っている場所」に群衆は結局集まる。

(経済)ハイエク:需給バランスが見えざる手で調整されるのは、生産と販売の所有者が同一であるときに限る

 

社会主義国家が、商品の需給バランスが壊れてもバランスをとることができないのは「生産」と「販売」の担い手が違うため。

・見えざる手で商品の需給バランスが調整されるのは、生産と販売の所有者が同一であるときだけ。その時、供給者は価格を通じて、需要量を知る。

▼経営で例えると▼

・生産量が社会の見えざる手によって自動で最適化されるのは、「生産部門と、営業部門」が同一であるときだけ。そうでなければ、生産部門は計画に基づいて生産を生み出し、生産量を上下しようとしない。

(経済)ドイツのハイパーインフレは「国債の連続的な発行による急激な通貨安」「主軸事業のストライキ」「税金のガバナンス不足」

・ドイツのハイパーインフレのトリガーとなったのは「WW1敗戦で背負った多額の債務」を国債で補填するべく行った大量・連続的な貨幣発行と、極度の通貨安。

 -ドイツの第一世界大戦後のハイパーインフレは「WW1敗戦による多額の債務」を、政府が多額の国債中央銀行に大量の紙幣を発行で賄おうとしたことに起因する。

 -急激なマルク安によって、輸出産業は工場を増設し、輸出を加速し、富を積んでいった。一義的には失業率は減ったが、通貨安を狙った外国人がドイツ国内の商品を買いあさり、ドイツ国民が買う商品はなくなり、インフレは加速。

 -中央銀行は「貨幣発行=インフレの原因」という知恵がなく、マルクを級数的な勢いで発行し続け、インフレをさらに加速させた。

・さらに状況を悪化させたのは「金融・政治・社会的不安」に伴う、連日のストライキと、主軸の産業である石炭/鉄鋼拠点の停止。

 -労働組合はインフレに準じた賃上げを毎週・毎日のように行うようになり、大規模な公務員のストライキは、すべての公共インフラを停止されるまでになった。

 -さらに、フランスの思惑(ドイツがもう一度戦争を起こせないように再起不能にすること)により、ドイツの最大の石炭・鉄鋼拠点である「ルール地方」はフランス統治に反対するべき、永久的ストライキを実施。自動車を中心に製造・エネルギーの輸出に甚大なマイナスを与えた。

・一方で税制は不十分で、流通量に準じた増税が出来なかった。地方貨幣や、ライ麦債が乱発され、どれも通貨として社会的信頼が存在せず、代替案は存在しなかったが、「1兆マルク=1ライヒスマルク」が安定的運用を迎えた。

 

▼経営に例えると▼

・事業による売上拡大と借金返済ではなく、借入先の変更による「金融政策」だけで借金を返済しようとし、かつ、各事業部の売上を各事業部が懐にいれるようなもの。

 

シンガポールと、ドイツは「小学生の時点の成績で、エリートコース・上級専門職・専門職コース」に分かれる

シンガポールは、日本でいう小学6年にあたる時点で全員がPSLE(選抜試験)を受験し、3ルートに振り分けられる。上位のルートに乗れるのは全体の15%~20%程度。

 -特別・快速コース(4年)→エリート高校(2年)or普通高校(3年)

 -普通学術コース(4年)→複数の技術コース or 一部上位高校に編入

 -普通技術コース(4年)→技術専門職コース

 

・同様にドイツも小学4年の時点で、テストを受け、大学に進めるコース、上級専門職・専門職コースの3つに分岐する。上位ルートに乗れるのは、全体の20~30%程度。

 

ファーストキャリアのビジネスパーソン人生に与える影響は「レコード」「専門性」「同期」の3つ。

・人生は、ビジネスの時間とプライベートの時間に分かれていて、「働く会社」が、プライベートに与える影響は確かにある。ただし、それは「仕事を手段」として使っているので、本質的に「仕事を考えている」とは言いがたい。

 -大企業の方がもてる。住宅ローンの借り入れしやすいなど。

ビジネスパーソン人生で「一生、同じ会社に勤める気がない」なら、ファーストキャリアは「40年の人生における影響」が大きい。反対に「一生同じ会社に勤める気がある」なら「会社自体の事業価値」と「働く人との相性」だけで見た方がいい。

・転職や独立を視野に入れるなら、40年の時間のうち、ファーストキャリアが決定的に影響を与える要素は「レコード」「専門性」「同期」の3つ。

 -レコード:多くの人は「新卒の会社」でその人の価値を判断する。

  (一緒に働く人が優秀だと言って、それはあなたの価値を決めない。東大生ばかりのインカレに女子大生が入っていたとしても、別にあなたはその女子大卒でしかない)

 ー専門性:中途市場は「何の業務を担当してきたか」でレジメの合否を判断する。

  (金融のように汎用性の高い専門性であれば転職はできる。ニッチであればあるほど専門的なキャリアを送る可能性は高い)

 ー同期:独立する、転職する可能性は同期の影響が極めて大きい

  (周りのビジネスパーソンを見ていても結局同期と独立するケースがほとんど) 

(経済)組織には「集合的信頼性」が存在する。1991年ロシアのエリツィン大統領は社会主義から資本主義に急激に変化を遂げようとしたが、資本主義には「信頼」が必須

・資本主義が成り立つためには、個人事業主間での「信頼」が必須だが、1991年ロシアのエリツィン大統領が資本主義への転換を狙った際には、ロシア国内に信頼はなかった。

 -資本主義が成り立つためには、個人事業主間で「業務を発注し、それを商品を受け取り、債務を支払う」という「社会的な信頼」の土壌が必要。だが、ロシアは長らく社会主義であったため、「国家→個人」という信頼はあったが、事業主同志にはなかった。多くの人は「働かなくてもお金をもらえる」という状況に慣れすぎていた。

 

・ビジネスも同じで、社会主義的なすべてを管理する「マイクロマネジメント」にしたがって生きてきたビジネスパーソンは、管理者がいなくなった途端に「仕事をする必然性」を失う。他者ではなく自己の戒律によって働いてもらうためには「組織における信頼」が必須。

・組織には「集合的信頼性」というものがある。その組織において誰かが仕事を逐一管理しなくても「きっと期限通りに仕事をしてくれるだろう」と思える組織と、「きっと期限通りに仕事はしないだろう」と思う組織がある。集合的信頼性が高い組織の方がより各メンバーは自由と自立を信じながら働くことができうr。